専門医が答える
デリケートケアQ&A

  • Q. Vラインが黒ずみやすいのは何故でしょうか?

    太ももの付け根は、下着などによる摩擦が起こることでメラニン色素の生成を誘発し、黒ずむ傾向があります。屈折をしている部分でもあるのでメラニンを含む老廃物やも滞りやすくなって色素沈着になりやすい部分です。一度黒ずんでしまうとすぐに戻せるものではないので、普段からのお手入れの積み重ねが大切です。

  • Q. デリケートゾーンの色はどのような色が理想的なのでしょうか?

    個人差があり生まれながらのメラニン色素の量や、年齢、性別によって人それぞれ全く違うと言われています。デリケートゾーンの黒ずみの色や度合いは、本来の肌の色によって個人差があります。地肌に限りなく近いお肌が理想とも言えますが誰でも多少の黒ずみはあります。そのため、どの色が理想というのは一概にいえませんが、肌より濃い茶色や地肌に関係なく目立つレベルであれば黒ずみはひどい方だと考えられますので黒ずみのケアをおおすすめします。

  • Q. 自宅で簡単にできる黒ずみケア方法はありますか?

    デリケート専用のクリームでケアをする事をおススメします。黒ずみに原因であるメラニンの排出と、メラニンそのものの抑制が黒ずみケアのカギとなります。それをクリームなどの保湿性の高いケアアイテムを用い、お肌を守りながら黒ずみの原因に働きかけるようにケアをしましょう。デリケートゾーンの様に繊細な肌向けの専用のクリームなどを用いる事をお勧め致します。

  • Q. デリケートゾーンの黒ずみの原因とメラニンについて教えてください。

    デリケートゾーンの黒ずみは、顔にシミができることと同じで、紫外線・締め付け・摩擦などの外部刺激を受けることで肌を守るためにメラノサイトからメラニン色素を大量に放出することで黒ずむメカニズムとなっています。さまざまな刺激によって生成されてしまうメラニン色素ですが、メラニン色素を作り出してしまう『刺激』こそが黒ずみの原因となっています。メラニン色素自体が作られることを防いだり、作られてしまったメラニン色素を蓄積させず排出することで黒ずみを解消できます。

  • Q. デリケートゾーンのにおいの種類で何の症状かわかりますか?

    一概に断定はできませんが、一般的なところで言いますと、オリモノが出てすぐににおう場合は膣内の感染症が疑われます。デリケートゾーンのにおいはオリモノなどをエサに雑菌が繁殖して発生するものですから、お風呂から上がってすぐに臭い場合も感染症か、洗い方に問題があります。上手に洗えないと皮膚に残った垢が匂うか、感染症の可能性があります。すぐににおわないけど後から匂ってくる場合は時間が経ってから雑菌が繁殖している証拠です。

  • Q. 生理前になると臭いはきつくなりますか?

    場合によっては少量の血液などが混じってくる時期です。また、おりものの量も増えてきます。この時期は体調に不調が出始める時期ですので、免疫力が下がり、自浄作用が弱まって雑菌の繁殖が増えた場合、おりものなど匂う場合があります。

  • Q. 生理中の臭いの対策はどうしたらよいでしょうか?

    生理用ナプキンは、ポリエチレン、ポリエステルなどの石油由来成分でできており、吸収性を追求することでムレやすくなっています。締めつけのきついジーンズやガードル、ストッキングなどを長時間履いているのも、ムレの原因になってしまいます。生理中は、通気性のよい服を着るように心がけると良いでしょう。

  • Q. 洗いすぎは良くないと聞きますが、臭いが気になる時どう対処すればいいでしょうか?

    量やニオイが気になるからといって、デリケートゾーンを洗い過ぎるのは逆効果です。雑菌から膣や子宮をまもってくれる常在菌まで滅菌し、膣の自浄作用を低下させるからです。また洗剤でかぶれたり、乾燥したためにかゆみがおこったりすることにもなります。おりものは、膣やデリケートゾーンのうるおいはある程度は必要なものです。洗い過ぎて乾燥しないように注意して下さい。

  • Q. すそわきがのケアについてどのようにすればよいでしょうか?

    わきが臭に関してはアポクリン汗腺が大きく影響しています。アポクリン腺から出る汗は、脂質やタンパク質を多く含んでいて、常在菌の餌となりやすく、また、常在菌の嫌いな塩分もほとんど含まれていない為、常在菌が繁殖しやすいのです。菌が繁殖しないように丁寧に洗って保湿してあげればすそわきがの臭いも防げます。

  • Q. q30:夏のデリケートゾーンのケアの対策はありますか?

    夏になるとデリケートゾーンがかゆくなるのは、汗によるムレが原因です。デリケートゾーンにはたくさん汗腺があり、かなり汗をかくので、デリケートゾーン専用の洗浄と保湿をしてあげることで良い環境を保ててトラブルがおこりにくくなります。皮脂を洗い流しすぎずに、デリケートゾーンのお肌を弱酸性に保ち、しっかりと保湿することで、皮脂が過剰に分泌されてしまうというようなことにはなりにくくなります。

  • Q. 冬場はのデリケートゾーンケア対策はありますか?

    特に、冬は身体や顔も乾燥しやすいように、デリケートゾーンも乾燥しやすく、敏感になります。そういった時期は、洗いすぎずできるだけ保湿をしっかりと行っていきましょう。コットンに美容液やオイルと浸し数分パックしたりすることをおススメします。体や顔と同じように、保湿を行うことは「かゆみ」「痛み」だけでなく「黒ずみ」「臭い」を予防することにもなるのです。

  • Q. 悪い状態の膣とはどんな状態ですか?

    老化により膣から潤いが失われると膣壁が薄くなるため膣の中のザラザラやデコボコはなくなってきます。膣壁はつるつるになり膣そのものもだんだん委縮してきてやがてカサカサになります。同時に膣口や会陰も硬くなり、大陰唇や小陰唇はしぼんできます。うるおいがなくなるため膣の中にいる桿菌が減少、膣内の自浄作用が弱まり雑菌にも感染しやすくなります。

  • Q. デリケートゾーンの感染を防ぐにはどのような事に注意すればよいでしょうか?

    病気を防ぐために日常的に自身で気をつけたいのは、陰部を清潔に保ち乾燥させないこと。毎日のケアとしてやさしく洗い保湿をして下さい。下着は締め付けがあまりない清潔なものをつけましょう。また、疲れやストレスをためないように、きちんと睡眠をとることも大切です。セックスの際は、コンドームを使用するようにしましょう。使用していても感染するケースはありますが、リスクは大幅に減少します。

  • Q. 更年期のケアにもなりますかで?

    体と心が不安定になりがちな更年期ですが、しっかりケアをして粘液力の高い膣周りにしておけば症状を軽減できる可能性が高まります。女性は性的刺激を受けて粘液をしっかり分泌できると、更年期障害の予防対策にもなりますのでケアを積極的におススメします。トラブルに悩まされることが減るだけでなく、女性にとって大切な子宮周りを守り、トラブルに対する悩みの軽減から精神面のケアも同時にでき自信回復にも繋がります。

  • Q. アンダーヘアはどのような処理の仕方が良いですか?又、処理の仕方で注意すべき点はありますか?

    アンダーヘアはできれば全部処理してしまうほうが良いです。アンダーヘアの処理のメリットは、毛に汚れ(生理の血、おりもの、尿など)が付着してかゆみや臭いの原因がなくなる事や、摩擦や刺激で炎症やかゆみが起きにくくなる事にあります。毛があれば、さらにムレる事によって皮脂が詰まりやすくなり、酸化した嫌なにおいのもとになったり、炎症を引き起こす事にもなりかねません。

  • Q. VIOのムダ毛を剃るのに必要なアイテムは何ですか?

    必要なアイテムはカミソリ or シェーバー(電気シェーバー) 又は(カミソリを使う場合は)シェービングクリームです。事前に短くハサミでカットをしておくことで剃毛した時にカミソリやシェーバーに毛が挟まって刃が肌にあたって出血したり肌が傷ついてしまうトラブルを防ぐことができます。小さめのハサミや先が丸まった鼻毛カット用のハサミを使うと安全にカットできます。 ※間違っても毛根から処理する毛抜や除毛クリームはデリケートな肌に負担がかかりすぎ、トラブルの原因ともなりかねないので注意が必要です。

  • Q. シェービング中の注意点はありますか?

    カミソリを使う方はシェービングフォームをアンダーヘアにつけてから剃ってください。 シェービングフォームを使うことでカミソリの滑りをよくして肌への負担を大幅に減少させます。 石鹸やボディソープでも代用は可能ですが、カミソリの滑りを良くするためのアイテムではないためできる限り専用シェービングフォームを用意することをオススメします。 シェーバーを使用している方は刃が肌に当たらないように気をつけながらゆっくりと剃ってください

  • Q. シェービング後に気をつけることはありますか?

    シェービング後はしっかり保湿が大切!シェービングをするとムダ毛と一緒に肌の角質の一部も削ぎ落としてしまいます。 角質に含んでいた水分も取れてしまい乾燥しています。 肌荒れにならないようにデリケート専用のクリームや、美容液等でしっかりと保湿してください。

  • Q. どの方向に剃ればよいですか?

    "Vラインのアンダーヘアは腕や脚の毛に比べ太いため、毛の流れに逆らって下から上に剃る「逆剃り」をすると毛が引っ張られた肌にカミソリの刃が当たって出血する危険性が高くなります。 必ず毛の流れに沿って、上から下に剃る「順剃り」で剃毛してください。 その後に肌の様子を見て仕上げとして下から上に剃る「逆剃り」をおこなうと深く剃ることができ、ツルツルの状態が少し長持ちします。"

  • Q. 脱毛をするタイミングはありますか?

    気になったときにできるだけ若いうちに脱毛することをおススメします。様々な脱毛方法がありますがレーザー脱毛をする場合は白髪になるとレーザーが反応しなくなる為アンダーヘアーが黒いうちに施術することをおススメします。

  • Q. デリケートゾーンのケアはどの女性にも必要でしょうか?

    女性としていつもでも輝くための最大のコツは膣周りのケアをする事です。膣周りを清潔に保ちきちんと潤いがある状態に保つことが何より大切な事です。しっかり粘液を出せる状態の膣にしておくことは免疫力を高めることにつながります。免疫力が上がれば健康でいることが出来ますし、粘膜は脳とつながっており精神面まで影響を及ぼしますのでいつまでも大らかで若々しさを維持することができます。

  • Q. 膣周りのケアは何故必要ですか?

    膣周りのケアをしなければ、ムレやかゆみの症状からホルモンバランスが崩れてPMS(月経前症候群)がひどくなったり膣の委縮によるセックスレスになる事も。そして尿漏れや子宮脱などの病気を引き起こし、精神のバランスも崩しやすい状態になる事もあります。とても大切な事だからこそ、膣周りのケアの仕方について正しい知識も持って頂くと嬉しいです。