専門医が答える
デリケートケアQ&A

  • Q. Vラインが黒ずみやすいのは何故でしょうか?

    太ももの付け根は、下着などによる摩擦が起こることでメラニン色素の生成を誘発し、黒ずむ傾向があります。屈折をしている部分でもあるのでメラニンを含む老廃物やも滞りやすくなって色素沈着になりやすい部分です。一度黒ずんでしまうとすぐに戻せるものではないので、普段からのお手入れの積み重ねが大切です。

  • Q. デリケートゾーンの色はどのような色が理想的なのでしょうか?

    個人差があり生まれながらのメラニン色素の量や、年齢、性別によって人それぞれ全く違うと言われています。デリケートゾーンの黒ずみの色や度合いは、本来の肌の色によって個人差があります。地肌に限りなく近いお肌が理想とも言えますが誰でも多少の黒ずみはあります。そのため、どの色が理想というのは一概にいえませんが、肌より濃い茶色や地肌に関係なく目立つレベルであれば黒ずみはひどい方だと考えられますので黒ずみのケアをおおすすめします。

  • Q. 黒ずみになりにくい下着はどのようなものがおススメですか?

    デリケートゾーンは入浴時を除けば、24時間ずっと下着や衣類による刺激を受けています。そのため、日々の刺激をできる限り軽減させ自分に合った下着のサイズや形状、そして素材を見直してみることは大切です。サイズがきつく、締め付けの強い形のものでは、強く当たるところが黒ずんできてしまいます。そして、素材も、綿(コットン)や絹(シルク)、吸湿速乾加工を施した線維が、お肌への刺激が少なく通気性もいいのでオススメです。形状もビキニラインの黒ずみが気になる場合は、ボクサータイプのショーツがこすれにくいのでオススメです。オンとオフでショーツをはき分けるのはいかがでしょうか。

  • Q. 自宅で簡単にできる黒ずみケア方法はありますか?

    デリケート専用のクリームでケアをする事をおススメします。黒ずみに原因であるメラニンの排出と、メラニンそのものの抑制が黒ずみケアのカギとなります。それをクリームなどの保湿性の高いケアアイテムを用い、お肌を守りながら黒ずみの原因に働きかけるようにケアをしましょう。デリケートゾーンの様に繊細な肌向けの専用のクリームなどを用いる事をお勧め致します。

  • Q. クリニックの黒ずみケア方法は何ですか?

    クリニックには、メラニンの合成を強力にブロックする、ハイドロキノンクリームやレチノイン酸クリームを処方してもらえます。また、ビキニラインや外性器周りのレーザー脱毛は、ムダ毛だけだはなくメラニンも効率よく減らしてくれます。又、ケミカルピーリングで古い角質を落として肌代謝を促す方法や黒ずみを手術によって除去する方法もあります。

  • Q. デリケートゾーンの黒ずみ改善は時間がかかるものなのでしょうか?

    デリケートゾーンはメラニン活性が高く、お肌が薄くてトラブルを起こしやすいため、色素沈着を起こしやすい部位です。黒ずみの改善は時間を要します。また、繊細で色素沈着も起こしやすい箇所です。何かをしてすぐに黒ずみが良くなり、美白になるということは難しいものです。根気強く続けていく必要があります。

  • Q. 小陰唇の黒ずんだり、肥大する原因はなんでしょうか?

    小陰唇の肥大に関しては、一般的には遺伝によるものや、思春期や妊娠、閉経といったホルモンバランスの変化も影響するといわれています。日々の環境や摩擦、老化も一つの原因です。小陰唇が肥大した人は常に肥大した小陰唇がこすれるため刺激を受けている状態にあるため、黒くなりやすいのでケアをして大陰唇をふっくらさせ外的刺激からガードをしましょう。刺激以外に考えられる原因は、加齢やホルモンバランスの変化があります。特に、妊娠時はホルモンの影響で、黒ずみになりやすくなる傾向があります。

  • Q. デリケートゾーンの黒ずみの原因とメラニンについて教えてください。

    デリケートゾーンの黒ずみは、顔にシミができることと同じで、紫外線・締め付け・摩擦などの外部刺激を受けることで肌を守るためにメラノサイトからメラニン色素を大量に放出することで黒ずむメカニズムとなっています。さまざまな刺激によって生成されてしまうメラニン色素ですが、メラニン色素を作り出してしまう『刺激』こそが黒ずみの原因となっています。メラニン色素自体が作られることを防いだり、作られてしまったメラニン色素を蓄積させず排出することで黒ずみを解消できます。

  • Q. 外陰部におきるトラブルはどのようなものありますか?

    外陰部とは、外性器とも呼ばれる、陰核(クリトリス)、大陰唇、小陰唇、膣口などを含む部分を指します。ナプキンや下着によるかぶれから膣炎、ヘルペス、バルトリン腺のう胞・バルトリン腺炎、外陰掻痒症、尖圭コンジローマ、外陰がん、誰でも経験するような「かゆみ」のような症状から「がん」のような病気まで程度もさまざまです。正しい陰部のケアを行いトラブルを未然に防ぎましょう。

  • Q. 悪い状態の膣とはどんな状態ですか?

    老化により膣から潤いが失われると膣壁が薄くなるため膣の中のザラザラやデコボコはなくなってきます。膣壁はつるつるになり膣そのものもだんだん委縮してきてやがてカサカサになります。同時に膣口や会陰も硬くなり、大陰唇や小陰唇はしぼんできます。うるおいがなくなるため膣の中にいる桿菌が減少、膣内の自浄作用が弱まり雑菌にも感染しやすくなります。

  • Q. 象さんの肌のような肌質を改善するにはどうしたらよいですか?

    掻き続けた場所が固く厚い皮膚に変化し、苔癬化してしまいます。これを治すために毎日保湿をしっかりし、オイルケアやパックをしてお肌を柔軟にすることで血流が良くなりバリア機能がしっかり保たれます。毎日正しいケアすることが出来れば徐々に改善をしていきます。

  • Q. 妊娠や出産でデリケートゾーンが黒ずむって本当?

    妊娠や出産による黒ずみが起きる場合があります。妊娠時は『母体が出産に備えて肌を守るためにメラニン生成が活発化する』ことが黒ずみの原因です。そのため、皮膚全体のターンオーバーも乱れ、特定部位だけでなく、デリケートゾーンを含め、脇や乳首・乳輪までもが黒ずみます。産後はターンオーバーも元の状態に戻り、黒ずみは徐々に薄くなっていきますが、デリケートゾーン(外陰部)だけは、出産の為に多くの肌ダメージを受けているため色が薄くなりにくく、軽度の色素沈着が残りやすいです。

  • Q. お尻の黒ずみは何故できますか?

    お尻の割れ目が始まるあたりに黒ずみがあるなら、ホルモンバランスが悪く黒ずみになっれいる可能性があります。椅子に座るときにあたるお尻の骨付近は摩擦や夜更かし、寝不足が続くとすぐに黒ずんできますが意識してマッサージすると次第にきれいになってきます。お尻や股間が黒ずんでいる人は顔色もくすんでいることが多いのでお尻の黒ずみをケアすると同時にお顔の色つやも良くなるはずです。

  • Q. トイレ後トイレットペーパーの拭き方も注意した方が良いでしょうか?

    トイレットペーパーで強く拭き取る人がいらっしゃるようですがこれはよくありません。トイレットペーパーでこすって拭き取るのではなく押し当てて吸いとるのが良い方法です。強くこすったり拭き取ったりする摩擦はデリケートゾーンの黒ずみを引き起こす原因になります。

  • Q. 粘膜が乾燥するとどのような症状がでますか?

    膣の粘膜が乾くと、粘液が出ないことによって潤いや弾力性が失われ血行不良になると膣壁が薄くなり粘液力は低下します。その状態では体はむくみや冷え性に陥りやすく生理痛がひどくなったり肌や髪、爪などにハリがなくなり一気に老化が加速します。そして病原体などの異物をブロックする力が弱くなる為感染にかかりやすくなります。女性特有の不妊症更年期障害、うつなど精神面にも深くかかわってきます。

  • Q. VIOのムダ毛を剃るのに必要なアイテムは何ですか?

    必要なアイテムはカミソリ or シェーバー(電気シェーバー) 又は(カミソリを使う場合は)シェービングクリームです。事前に短くハサミでカットをしておくことで剃毛した時にカミソリやシェーバーに毛が挟まって刃が肌にあたって出血したり肌が傷ついてしまうトラブルを防ぐことができます。小さめのハサミや先が丸まった鼻毛カット用のハサミを使うと安全にカットできます。 ※間違っても毛根から処理する毛抜や除毛クリームはデリケートな肌に負担がかかりすぎ、トラブルの原因ともなりかねないので注意が必要です。

  • Q. シェービング後に気をつけることはありますか?

    シェービング後はしっかり保湿が大切!シェービングをするとムダ毛と一緒に肌の角質の一部も削ぎ落としてしまいます。 角質に含んでいた水分も取れてしまい乾燥しています。 肌荒れにならないようにデリケート専用のクリームや、美容液等でしっかりと保湿してください。

  • Q. 良い状態の膣とはどんな状態ですか?

    健康な膣は、冷えてなく、うるおいがしっかりとあり、やわらかで肉厚です。会陰もやわらかく伸縮性に富んだ状態でしまりが良いと言われるのは膣口や会陰が伸縮性に富んでいるという意味です。膣の中に指を入れると若さを保っている健康な膣は湿っているだけではなく、やわらかなデコボコやザラザラのある事がわかります。

  • Q. デリケートゾーンのケアはどの女性にも必要でしょうか?

    女性としていつもでも輝くための最大のコツは膣周りのケアをする事です。膣周りを清潔に保ちきちんと潤いがある状態に保つことが何より大切な事です。しっかり粘液を出せる状態の膣にしておくことは免疫力を高めることにつながります。免疫力が上がれば健康でいることが出来ますし、粘膜は脳とつながっており精神面まで影響を及ぼしますのでいつまでも大らかで若々しさを維持することができます。

  • Q. 膣周りのケアは何故必要ですか?

    膣周りのケアをしなければ、ムレやかゆみの症状からホルモンバランスが崩れてPMS(月経前症候群)がひどくなったり膣の委縮によるセックスレスになる事も。そして尿漏れや子宮脱などの病気を引き起こし、精神のバランスも崩しやすい状態になる事もあります。とても大切な事だからこそ、膣周りのケアの仕方について正しい知識も持って頂くと嬉しいです。