第4回 加齢臭とデリケートゾーンの臭いの関係

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加齢臭と聞くとおじさんの悩みだと思う方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、女性でも加齢臭になります。おばさん臭などとも言われます。

 

この加齢臭は一般的には、ある程度の年齢になってから発生しがちになります。女性の場合は女性ホルモンが減少しはじめる30代後半から40代にかけて女性にも加齢臭がしはじめます。

 

【加齢臭の原因は体の酸化】

加齢臭の原因は男女ともに「ノネナール」という皮脂腺から分泌される物質です。

体内で生成された脂肪酸の一種である「9-ヘキサデセン酸」が、皮脂腺を通じて皮膚上に分泌され、酸化や皮膚上の常在菌により分解されて、ノネナールに変化します。

つまり、加齢臭は酸化した脂のにおいという事なのです。

 

特に9-ヘキサデセン酸は若いころには分泌されない中高年特有の物質なのです。これが、加齢臭と言われる所以です。

 

【加齢臭は女性ホルモンの影響を受ける】

加齢臭は女性ホルモンが減少しだすと強くなります。というのも、女性ホルモンが皮脂腺の抑制をしているためです。

つまり、女性ホルモンが減ると皮脂腺の抑制が効きにくくなり、より加齢臭が出やすく、臭いが強くなりやすくなります。

 

【加齢臭はストレスの影響を受けやすい】

女性ホルモンが減少しだすのは年齢の問題と思われがちですが、若くても女性ホルモンが減少する時があります。

それはストレスの影響です。ストレスを受けると女性ホルモンのバランスが乱れて、それが原因で体臭がきつくなる、つまり、加齢臭がする時があります。

実際、近年では、女性のオス化というのが注目されていますが、これは、女性なのに男性っぽくなったと感じる事を言います。最近のアンケートでは、女性が自分がオス化したなあと感じる人が83%という数値が出ました。

このオス化したと感じた女性のうち、口臭が気なると回答した人は98%、汗臭さが気になると答えた人は79%、そして、足・靴下のニオイが気になると答えた人が62%と、オス化したと感じた女性はその大半の方が自分の口臭や体臭が気になっているのです。

この傾向は、働く女性に多く、職場などでストレスを感じる機会が多い女性によりその傾向が見られます。

 

【加齢臭の弱年齢化(別の原因)】

加齢臭を発症する人は年々早まっており、近年では30代からも発症する人が増えてきています。ただし、30代から加齢臭がする人の、臭いの元はノネナールではなく、皮脂の酸化でできるぺラルゴン酸という物質が影響をします。

 

【加齢臭の発生場所】

皮脂腺は全身にくまなくありますが、特に頭、額から鼻にかけてのTゾーン、デリケートゾーン、耳の後ろ、胸や背中にかけて多いことがわかっています。

ですから、デリケートゾーンも加齢臭がしやすくなると言えます。また、デリケートゾーンの場合、蒸れやすく、菌が繁殖しやすく、生理の経血の残りなど菌の繁殖の栄養分となるものがたくさんありますので、菌がこれらの栄養分を分解してニオイを発生させやすくなります。

また、尿などのニオイもつきやすい場所なので、これらの様々なニオイが混じり特に臭いがきつくなりやすくなります。

 

【デリケートゾーンの臭い対策】

デリケートゾーンには、アポクリン腺が多く存在します。汗の出る汗腺には2種類あり、エクリン腺とアポクリン腺です。

エクリン腺から出る汗はほとんどが水でほぼ無臭です。一方アポクリン腺から出る汗は、たんぱく質・脂質・糖質・アンモニア・鉄分などが含まれています。

つまり、アポクリン腺から出る汗は、細菌が分解する養分をたくさん含んでいる汗という事が言えます。このようにデリケートゾーンは臭いが強くなりやすい場所なのです。

これが、女性ホルモンなどが減少し、また、体の酸化に伴って汗腺からノネナールの原因物質が多く出るようになるとよりデリケートゾーンの臭いを強くする原因となってしまうのです。

 

対策としては、まずは綺麗に洗うというのが王道な対策なのでしょうが、根本的な改善を考えた場合、アポクリン腺から出る汗の質を変えると言う事も有効な対策と言えます。

つまり、ノネナールの発生を抑える、そして、ストレスなどをためず、女性ホルモンを減らさないようにする、また、脂分の多い食事をしている方が加齢臭になりやすいというデータがありますので、脂の多いお肉より、野菜や魚などもバランス良く食べ、体質を改善する、肥満を改善するのもひとつの改善策です。

 

加齢臭は体の酸化が大きな原因になりますので、特に汗腺からでる汗の影響を受けやすいデリケートゾーンの臭い対策としては、抗酸化もひとつのデリケートゾーンの臭いケアとなります。体のサビをケアし、若々しいお肌を手に入れる事は体臭のケアにもつながるのです。