第16回 デリケートゾーンの黒ずみの原因とメラニンについて
デリケートゾーンの黒ずみ。気になる方も多いと思われます。
デリケートゾーンの黒ずみの原因としては、主なところでは、ホルモンバランスの乱れ、摩擦による刺激、代謝不良などがありますが、黒ずみを引き起こしてしまう直接の原因はメラニンです。
特に、デリケートゾーンのように薄い皮膚は皮膚を守るためにメラニンが生成されやすく黒ずみになりやすい箇所でもあります。
さて、メラニンは何のためにあり、どうやって生成されるのでしょう?また、黒ずみとメラニンの関係とはどういうものでしょう?
まず、ここを理解しないと、間違った黒ずみケアを行うことになり、逆に黒ずみを悪化させてしまう・・・・ということも出てきます。
―メラニンの発生原因―
メラニンは紫外線や刺激から肌を守るために作られます。メラニンはほとんどの方がシミを作ってしまう悪者と思っている方が多いようですが、メラニン自体は、紫外線や刺激から肌細胞を守るために生成されます。
メラニンが無いと細胞の格が紫外線などにより破壊されてしまいます。ですからメラニンは肌細胞を守るため必要不可欠なものと言えます。
ただし、メラニンが過剰に生成されてしまうのは厄介者です。
紫外線や摩擦によってメラニンが過剰に生成されてしまうことはありますが、それ以外にも過剰なメラニン生成の原因になるものがあります。
それは、お肌の酸化と糖化です。
お肌の酸化と糖化の原因は生活習慣にあると言っても過言ではありません。
ストレス、アルコール摂取、紫外線、睡眠不足、激しいスポーツによって活性酸素が発生します。 食生活で糖分の摂りすぎによる悪影響が糖化という老化現象です。体内のタンパク質が過剰な糖分と結びついて細胞が変質します。黄ばみ、くすみ、コラーゲンが減ってしわ、ハリの低下などの症状を引き起こします。
生活習慣や食生活が乱れるとメラニンの過剰生成だけではなく、お肌の老化も引き起こしてしまうわけです。
―メラニンは生成されない方が良い?-
メラニンは美白・美肌の大敵のように言われます。
では、メラニンは生成されない方がいいの?という話になりますが、答えはNoです。
どんなに紫外線が当たらないように気を付けたとしても人は紫外線を浴びてしまいます。
メラニンが生成されず保護されない状態で紫外線を浴びれば、DNAの破裂や皮膚がんを引き起こすことになります。
なので、メラニンはなくてはならないのです。
生成されたメラニンがお肌の中に滞留するかしないかが問題なのです。
通常は紫外線や刺激を受けて生成されたメラニンは、ターンオーバーで皮膚表面まで上がってきて、最後は表皮から剥がれ落ちて排出されます。
ですが、ターンオーバーが乱れ、メラニンが皮膚内に滞留したまま排出されないと黒ずみ、くすみとしてメラニンが残るようになります。
メラニンはその生成自体が問題なのではなく、過剰に生成されること、そして、生成されたメラニンが滞留しないようにきちんとしたターンオーバーによって、体外に排出させることが肝要なのです。
―出来たメラニンをケアするには―
メラニンは生成されてしまうのは仕方ないので、出来てしまったメラニンをきちんと排出してあげること、そして、お肌の酸化・糖化をさせないよう、生活習慣や食生活を気を付ける。そして、代謝をしっかりして上げ、地道に黒ずみのケアをしていく。これに尽きると思います。
ただし、メラニンの過剰生成を、抑制することはできます。
例えば、生薬として知られる甘草の根から抽出した油溶性のエキスの主成分。メラニン生成に関わる酵素であるチロシナーゼの働きを阻害し、メラニンの生成を抑制する働きがあります。
こういう成分が含まれた化粧品などを使用しケアするのも一つの方法です。


