第8回 子宮の冷えと影響
女性は、男性に比べて冷え安い体質だといわれています。といいますのも、女性は男性に比べ、筋肉量が少なく、血液を全身に送るポンプの役割が男性より弱いといわれているからです。
血流の流れが悪くなると冷えになりやすくなります。
それから、一般的に女性は男性に比べて脂肪が多いとされており、脂肪は一度冷えると温度が上がりづらい性質があります。
こういった理由で女性は男性よりも冷えに弱いといわれています。
それでは、女性が冷えになった場合、どんな影響があるのでしょうか?
中でも、女性の子宮は冷えに弱い器官とされています。
子宮が冷えますと、次のような症状が起きます。
- 生理痛
→冷えで骨盤内の血行が悪化してうっ血が起こり、生理のときの経血も流れにくくなります。そのため、経血を押し出そうと子宮が強く収縮し、痛みを感じるようになります。
- 生理不順
→冷えで血液が行き渡らなくなると、卵巣の働きが低下します。すると、ホルモンを分泌して生理のリズムを整えるという本来の機能が果たせなくなり、生理の周期が乱れてしまいます。冷えによる生理不順は、周期が長くなり、遅れ気味になるのが特徴です。
- 不妊
→冷えが進むと、卵子が成熟しづらくなったり、卵管を移動する力が弱くなったり、スムーズに排卵できなくなったりします。
また妊娠が成立するためには、受精卵が着床しやすいように、子宮の内側は栄養タップリで弾力に富んでいる状態にしておくことが必要です。ところが、血行が悪くなるとこの準備が充分できなくなるので、受精しても着床しづらく不妊の原因になります。おなかの温かい人が妊娠しやすいといわれるのも、このためです。
また、その他、子宮内膜症、子宮筋腫、膀胱炎、PMSなど女性特有の病気を悪化させてしまう恐れもあります。
そういう意味からも子宮を冷やさずに温めることは、非常に大事なことなのです。
また、子宮を温めることは、女性にとって嬉しいことが盛りだくさんです。
先ほどに挙げた悪影響にならないことや、病気を悪化させないことはもちろんですが、子宮を温めると女性にとって嬉しい効果が表れます。
大きなメリットでいえば、
冷えが改善されると血液の流れもよくなり、血液の流れが良くなると、酸素や栄養素がお肌の隅々まで届くようになりますので、お肌の調子が良くなります。きれいなお肌をキープできます。
それから、ホルモンバランスも整いますので、自律神経なども整い、心穏やかに過ごすことができるようになります。
最近では、温活といい、冷えた子宮の多い現代女性のために子宮を温める活動もクローズアップされています。
子宮を温めることは、こんなにも女性にとってメリットの多いことなのです。
では、子宮を温めるためのポイントをいくつかご紹介しておきましょう
- 骨盤を動かす
→骨盤の動きが悪いと、その周囲の筋肉が凝り固まってしまいます。出来る限り毎日しっかり動かして柔軟性を高めて行きましょう。
手ごろにできる運動でいえば、ウォーキングなどは骨盤を動かし、骨盤周りの筋肉をほぐすのにもってこいの運動だと思います。
- お腹とお尻を温める
→お腹はしっかり温める事!これが、まず基本です。お腹からお尻までスッポリと覆う腹巻きなどを使い常に子宮を冷から守りましょう。
- マッサージ
→下半身は特に血流が滞りがちになる箇所です。よく足がむくんだ入りする方は要注意。特に、ふくらはぎは第二の心臓と言われるくらい下半身の血流に大きな影響を与えます。
まずは、ふくらはぎを中心に良くマッサージをしてやり、下半身の血行を良くしてあげましょう。
また、仙骨付近も重要な血管が通っている場所なので、下から上へむかって螺旋を描くようにもみ解してあげましょう。


