第6回 子宮頸がんを引き起こす「ヒトパピローマウィルス」
「ヒトパピローマウイルス」は、現在100種類以上の型が報告されていて、大まかにはがんの原因になるか否かによって「低リスク群」か「高リスク群」に分けられます。
このうち、高リスク群のヒトパピローマウィルスに感染すると、子宮頚がんになると言われています。
このヒトパピローマウィルスですが、性交渉の経験がある女性の50パーセント以上はこのウィルスに感染すると言われています。
それだけ、ヒトパピローマウィルスは感染しやすいウィルスだと言えます。
しかし、ヒトパピローマウィルスに感染した人のうち70%~90%の方は通常の免疫力でウィルスが消滅して行くと言われています。
免疫力が弱まり、感染したままになると、ヒトパピローマウィルスが子宮頸部の細胞を変化させ、その変化の進行がさらに進むと子宮頚がんとなります。
通常は、細胞の変化(異形成)の状態になった時でも免疫力で自然消滅する事が多いようです。
しかし、それでも異形成した後でもウィルスが死滅せずに症状が進行すると子宮頚がんになります。その確率は1%以下の確立と言うデータも出ておりますが、一方で、近年の20代~30代の女性に子宮頚がんにかかる人が急増していると言う調べも出ています。
【予防法】
比較的感染しやすいヒトパピローマウィルスですので、感染しない事を気をつけるのも大事ですが、感染しても免疫力が十分にあれば、自然消滅するウィルスですので、免疫力を保つこと、低下させない事を気をつけて頂きたいと思います。
-免疫力を下げないために-
基本的には、バランスのよい規則正しい食事、タバコを吸わない、充分に質の良い睡眠、働きすぎない、ストレスを溜めずに解消する、夜更かしをしない、適度な運動をするなど普段の生活習慣を気をつけるようにしましょう。
食事による免疫力強化で予防するならば、キノコを積極的に取りましょう。キノコにはβグルカンという成分が豊富に含まれており、免疫力アップを手助けしてくれます。
また、最も大事な事でいえば、現代人に多い、冷えを予防する事。つまり、体温を上げる事が重要です。体温が1度下がると免疫力は約37%下がると言われています。
適度に運動をし、血行を促進させる。これだけでも、体温の上昇(代謝の改善)にも十分効果があります。
基本的には、これらの対応はあくまで予防策であり、ヒトパピローマウィルスに感染した治療法ではありませんので、定期的に、病院での検査を受け、しかるべき治療を医師の方の指示に従い受けるようにしてください。
また、ヒトパピローマウィルスの対策というわけではありませんが、常にデリケートゾーンの清潔を保ち、保湿をし、自浄作用を高め、そして、規則正しい生活をし、ストレスをためず、感染してもウィルスが死滅するように免疫力を高めておくように常日頃から、感染しやすいウィルスであるからこそ、日々の生活の中で気をつけていきましょう。


