第31回 デリケートな部分 バストトップの悩み

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フェイシャルに始まって手や脚、デリケートゾーンなど、体の様々な部位でのスキンケアが存在しますが、バストトップのケアをしている方は、どれ程いるのでしょう?デリケートゾーンと同じくらい、「バストトップの黒ずみが気になる」「乳首が陥没している」「乳首の周りに毛が生える」といった悩みを抱えている女性は多いようです。

 

バストトップのケアその ~乳首周りのムダ毛処理~

「乳首周りのムダ毛が生えている」という悩みを持っている女性は、決して少なくありません。毛の量や質には個人差がありますが、ただ、バストトップは他の部位に比べ、敏感な箇所です。単なるムダ毛処理と安易に考えず、丁寧にケアしましょう。

まず、セルフケアする場合の手段として「カミソリ」「電気シェーバー」「除毛クリーム」「毛抜き」などが挙げられます。この中で、「毛抜き」は、毛穴を傷めて赤くなったり、色素沈着を起こし黒ずみの原因となることがあるのであまりオススメできません。「除毛クリーム」も、お肌に強い刺激を与えますので、肌がガサガサになったり、毛抜き同様、色素沈着を起こす恐れがありオススメできません。「カミソリ」と「電気シェーバー」では、よりお肌への刺激の少ない「電気シェーバー」に軍配が上がります。
気をつけるべきことは、ムダ毛処理のやり方いかんで、バストトップの黒ずみなどの肌トラブルを招く場合があるということです。剃っても抜いても、自己処理ではまた生えてくるため、定期的に処理を繰り返すことになりますから、注意が必要です。その点、エステや医療機関で脱毛するという方法は繰り返す負担がないのでオススメです。

バストトップのケアその ~陥没乳首~

陥没乳首とは、正式には陥没乳頭といい、乳房の内側に乳首が埋没した状態をいいます。男女を問わず陥没乳首に悩んでいる方は多く、成人女性では10人に1人とも言われ、決して珍しいものではありません。美容的観点を除けば、男性は乳頭の機能は必要ないので放っておいてもよいのですが、女性の場合は出産して赤ちゃんに母乳を飲ませる時に問題が生じる可能性が高いのです。まず、乳首が陥没していることで、赤ちゃんが上手く口に含んで飲めない可能性、そしてもう一つが乳腺炎を発症する可能性です。

美容的観点以外にも様々な問題を孕んだ陥没乳首ですが、医療手術以外でケアする方法として、マッサージがあります。1日1回、入浴時に数分間行うだけでOKです。ただし、人によっては効果が期待できない場合もありますので、ご注意ください。

まず、片手で乳房を支えて、もう一方の手の親指・人差し指・中指の指先を使って凹んだ乳首をつまみ、優しく引っ張り出します(5回くらい。出てこない場合は無理に引っ張り出そうとせず、医師に相談してください)。

続いて、三本指で、上下・左右から乳輪の外側から乳首に向かってゆっくり優しく圧迫していきます(5回くらい)。

最後に、三本指で乳首をしっかりつまんで、軽く引っ張りながら”こより”をよる様な感じで優しくマッサージしておしまいです(5回くらい)。

簡単な方法なので、陥没乳首で悩んでいる方は、是非試してみて下さい。

簡単にできるデイリーケア

バストトップ専用のものも多数ありますし、顔やボディー用のものを流用しても構わないと思います。お風呂上がりのフェイシャルケアと一緒に、バストトップのケアを取り入れてみてはいかがでしょうか。そして、毎日乾燥させない事が重要です。乾燥させると皮膚が黒ずみます。そして毎日着けるブラを見直すことも大切です。しっかり乳房を支えて、バストトップが過度に擦れたり押しつぶされたりしないものを選びましょう。

 

乳頭(乳首)・乳輪の黒ずみの原因

乳頭(乳首)や乳輪が黒ずむのは、紫外線や外的刺激から真皮を守るために体内で生成されるメラニンが色素沈着を起こすためです。デリケートな部分ほど黒ずみやすく、バストトップの場合は柔らかな先端部分を守るために色素沈着しやすくなっているのです。

(1)加齢

お肌の新陳代謝(ターンオーバー)が遅くなると、古い角質細胞と一緒にメラニン色素が残って肌は黒ずみます。しかし高齢になるとメラニンの生成自体が衰えてくるので、次第にピンク色へと薄まってきます。

 

(2)妊娠・出産によるホルモンバランスの変化

人によって程度はありますが、妊娠4週あたりから乳房のハリや乳首(乳頭)が敏感になるといった変化と共に、だんだんと乳頭(乳首)や乳輪が黒ずんで茶色っぽい色に変化していきます。

この原因となるのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンで、妊娠20週くらいから急激に分泌が増加します。この2つのホルモンはメラニン色素の色素細胞を刺激するので、分泌が増加することで肌のメラニン色素が増え、色素沈着が起こりやすくなるのです。

 

(3)授乳

乳首に関しては、お肌を保護する働きをもつメラニン色素が赤ちゃんの授乳に備えるために黒ずんでくるとも考えられています。また、赤ちゃんが乳首(乳頭)見つけやすいように色素が沈着するという説もあります。

 

 

乳頭(乳首)・乳輪の黒ずみのセルフケア方法

手軽に始められるセルフケアには、美白成分を配合した乳液やクリームを使う方法があります。メラニンの生成を抑えて、できてしまったメラニンを薄くする成分が含まれているものを選ぶと黒ずみの改善が期待できます。保湿するだけでもお肌のターンオーバーが促進されますので毎日お顔のケアーの際に手に残ったものでもよいので一緒に保湿ケアを行うことをおススメ致します。

 

乳頭(乳首)・乳輪の黒ずみの治療

より確実な黒ずみの除去を希望される方は、皮膚科や美容外科などのクリニックがおすすめです。ハイドロキノンやトレチノイン酸などを配合した塗り薬を処方してもらったり、レーザー治療を受けたりすることができます。塗り薬は、同じ有効成分を使っていても市販のものと医療用のものとでは量が違う場合がありますので、より高い効果が期待できます。レーザーによる治療はとても効果がある反面、色素脱失により色むらが発生するリスクもあるため、信頼できるクリニックを選びましょう。