第63回 おりものとは?知っておきたい基礎知識

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おりものの大切な役割

 

おりものとは、子宮頚部や膣からの分泌物や、子宮や膣からはがれた古い細胞などが混ざり合ったものです。

 

通常は無色透明から白っぽく、少し粘り気があります。月経前後や排卵日などに量が増え、少し臭いがする場合がありますが、それ以外はあまり臭いがないのが正常です。

 

下着の汚れの原因になるなど、ネガティブなイメージのあるおりものですが、女性の身体を健康に保つために大切な役割をしています。

 

ひとつは自浄作用で、細菌が膣内で繁殖するのを防ぐ役割。おりものの働きで膣の中はpH4.5~5.0の弱酸性で保たれており、デーテルライン桿菌という「善玉菌」が大腸菌やカンジダ真菌の増殖を防いでいます。

 

また、排卵期に受精を助ける役割も持っています。精子をおりもので包み込むことで、卵子までの移動をサポートしてくれます。

 

おりものは年齢によって変化する

 

おりものの分泌は卵胞ホルモンと関係があり、思春期の初潮が始まる頃から分泌されるようになり、20歳前後で卵胞ホルモンのピークを迎え、おりものの量も増えてきます。

 

卵胞ホルモンの分泌が低下していく更年期が近づくにつれ、おりものの量は減っていきます。

 

生理周期によるおりものの変化

 

また、おりものは、生理周期によっても変化します。おりものは月経終了後に増えていき、排卵期に最も量が多くなって、白っぽい色から透明なゼリー状になっていきます。詳しくは、『生理周期別!おりものの変化』をご覧ください。

 

また、おりものの色が黄色っぽくなったり、いつもより量が多いときは、免疫力が落ちて、細菌やカンジタなどに感染している可能性があります。「普段と違うな」と感じたら、クリニックで検査を受けるようにしましょう。